青春18きっぷで目指す青函トンネルの旅 3日目

luckytamtam2009-08-28

05:00くらいに起床。
3日目の目的は、勿論青函トンネル見学。

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05:46 秋田〜(JR奥羽線下り)〜弘前 08:29 普通

まずは青森県弘前駅へ。
弘前駅では1時間半ほど待ちがあるが、残念ながら次の電車では間に合わない。
(というより、秋田から後述の竜飛2コースで青函トンネル見学に行く場合、この電車以外に選択肢は無い。特急を使う場合は別だが…)

大館あたりまでは、秋田ではすっかり見慣れた田園風景が延々と続くが、県境付近の白沢〜碇ヶ関間は、白神山地を抜けるため、美しい山間が楽しめた。

弘前駅に到着後、待ち合わせの間に、予め秋田駅で買っておいた、駅弁の秋田比内地鶏のいいとこどり弁当(950円)で朝食。
箱に「貴重なササミフライ入り」と書いてあるが、開けてみるとササミフライの驚異的な小ささに吃驚したw味は上々。


10:02 弘前〜(JR奥羽線下り)〜青森 10:51 普通

弘前駅で乗り換え、青森駅へ。これで奥羽線は全走。
今回の旅行は概ね天気には恵まれていたのだが、ここでとうとう雨が降ってきた。
まぁそんなに激しい雨ではなかったが、青森は2回目ということもあって、待ち合わせの間土産物でも物色しながら大人しくしていた。
あと、車内で昼食を取る予定なので、駅弁のむつ湾産帆立釜めし(900円)を購入。


11:56 青森〜(JR津軽海峡線下り)〜竜飛海底 12:44 特急 白鳥3号

ここからが本日の旅の本番。
予め買っておいた青森〜竜飛海底間の乗車券及び指定席特急券で、特急白鳥3号に乗車。
ちなみに、後述の竜飛2コースで青函トンネル見学に行く場合、この電車に必ず乗る必要がある(整理券で指定されている)。
青春18きっぷでは特例を除き、特急に乗ることは出来ないため、乗車券も含めて購入する必要がある。
ちなみに料金は2,780円(内訳:乗車券1,170円、特急券900円、指定席券710円)。
白鳥3号には自由席があるので、指定席券は必須では無いのだが、無知ゆえに指定席できっぷを買わされてしまった><

車内で、買っておいた駅弁で昼食。
帆立は勿論、プチプチしたとびこが美味かった。

せっかくなので、青函トンネルの入口をしっかり見ておこうと、窓の外を注視する。
しかしじらし上手と言うか、青函トンネルの前に小さいトンネルが連続しており、どれが青函トンネルの入口なのか判り難い。
しかし、実際に青函トンネルの入口を見ると、すぐにこれだと判った。
今までの連続していたトンネルの入口とは、形状が大きく異なっていたからだ。

かくして青函トンネルに突入、ほどなく竜飛海底駅に到着。
ドアは1箇所しか開かないので、見学の人は全員同じドアから降りることになる。
竜飛2コースの見学者は、私含め10人くらいだった。

予め買っておいた海底駅見学整理券(竜飛2コース、2,040円)を係員に見せ…なかったwどうやら既に確認したと勘違いされたっぽい。他の人は見せていた。
ちなみに整理券には、竜飛1コース〜竜飛3コースがあり、それぞれ発着駅が異なる。
このうち、青森方面から来て青函トンネルを見学、函館方面に帰るのは竜飛2コースのみ。
(青森方面から来て青森方面へ帰るコースがあれば良いのだが、残念ながら無い)
また、この整理券は、竜飛海底駅の見学(Priceless、実質740円)と体験坑道の展示場見学料、ケーブルカーの乗車料、青函トンネル記念館の見学料(合わせて1,300円)が全てセットになっている。

係員に案内され、まずは竜飛海底駅の見学。
いわゆる観光地などではなく、実際に保守のために利用しているナマの現場を見学している感じで、非常に興味深い。
同時に、係員が誘導する形式でないと見せることが出来ない理由も良くわかる。保安上危険なのだ。
例えば、体験坑道と竜飛海底駅の間は、2重のエアロックで区切られている。
エアロックを開放すると、竜飛海底駅側に強烈な突風が吹き込むようになっており、火災時にはこの突風で排煙を行う仕組み。
勿論通常はエアロックは閉じられているので、一般人は通行出来ない。
見学時は、まず係員が竜飛海底駅側のエアロックを開き、係員および見学者全員がエアロック内に入る。
その後、係員が竜飛海底駅側のエアロックを閉じて、施錠確認後体験坑道側のエアロックを開く。
係員および見学者全員が体験坑道側に出たら、係員が体験坑道側のエアロックを閉じ、施錠。
…そりゃ一般開放はでけんわw

体験坑道側に出たら、次は青函トンネル記念館行きのケーブルカーに乗って、地上に出る。
このケーブルカーも、青函トンネル工事の際には、作業員の運搬に実際に使っていたものとのこと。

地上に出ると、そのままシームレスに青函トンネル記念館を見学出来る。
ちなみに青函トンネル記念館から見学に来た人は、体験坑道までは降りられるが、竜飛海底駅には行けない。
自由時間は2時間くらいあるため、普通は外に出てそのまま竜飛岬の観光とかをしたりするらしいが、残念ながら外は大嵐になっていたため、行くことは出来ず。
…まぁ、バイクで1度来てるのでいいけどねw

自由時間が終わったら(皆休憩室で暇そうにしていたw)、集合して再びケーブルカーに乗り、エアロックを通過して竜飛海底駅へ。
ちなみに係員さん(JRの職員)の話によると、竜飛海底駅は本州側にも係らず、JR北海道の管轄らしい。
どこからがJR北海道の管轄なのかを聞いてみると、どうやら中小国駅の先、JR津軽線とJR海峡線の分岐から先(つまりJR海峡線)がJR北海道の管轄だそうな。


16:18 竜飛海底〜(JR津軽海峡線下り)〜木古内 16:48 特急 白鳥15号

特急白鳥15号に乗車して、青函トンネル見学は終了。
ちなみに、前述の竜飛2コースで青函トンネル見学に行く場合、この電車に必ず乗る必要がある(整理券で指定されている)。
せっかくなので、青函トンネルの出口をしっかり見ておこうと、窓の外を注視する。
事前に車内アナウンスがあったこともあり、無事見逃さずにいられた。北海道上陸〜♪

この電車は函館行きだが、途中の木古内駅で降りる。
実は、青森県蟹田駅〜北海道の木古内駅間は、特急しか走っていないため、特例で青春18きっぷで自由席に乗れるのだ。
また、今回この白鳥15号の特急券は買っていないので、逆に言うと木古内までしか乗れない^^;
(ちなみに、行きに使った白鳥3号は、蟹田駅には停まらないので、こちらは青森からの特急券が必須となる。)

木古内駅で降りた場合、2時間以上の待ちが発生するので、函館まで行った方がいいかな?とも思ったが、まぁ降りたことのない駅なので、軽くブラブラしてみる。
…が、思った以上に何もない場所だったので、失敗だったかもしれないw
幸い雨はあがっており、駅から海まで500mも無かったので、海まで歩き、延々海を眺めて時間を潰した。
#後で判ったことだが、この海は国道228号線沿い。以前北海道を旅行した時に、ここもバイクで通過しているはずw


18:54 木古内〜(JR津軽海峡線下り)〜五稜郭 19:59 普通

1両編成、ボックスシートの普通電車で函館方面へ。
函館駅まで行こうかとも思ったが、晩飯を食う予定の店が五稜郭駅からの方が近そう&オーダーストップに間に合わなそうだったので、1つ手前の五稜郭駅で降りる。
目的の店、函館麺厨房あじさい本店は思ったより遠く、汗だくになりながら20:25くらいに到着。
…が、非常にも20:15でオーダーストップorz
店の人に、歩いて10分くらいの場所にまだ開いている店舗があると教えて貰ったので、もうひと頑張りしてそこまで歩くことに。

やっとのことで着いた、函館麺厨房あじさい彩(あや)店で晩飯。
本店の人が連絡しておいてくれたようで、暖かく迎えてくれた。詳細は別記。

本当はこの後、ハセガワストアでやきとり弁当を食って、さらにラッキーピエロハンバーガーも食う計画だったが、また雨がひどくなってきたので、止めにした。


21:17 五稜郭公園前〜(函館市電湯の川線)〜函館駅前 21:33

雨がひどいので、JRの駅まで歩く気が起きず、函館市電でJR函館駅まで移動することに。料金は220円(4kmまで)。
JR函館駅から、青函フェリーの乗り場まで直通のバスが出てるだろうと思ったが、残念ながら19時くらいが最終だったらしい。
仕方が無いので、青函フェリーの乗り場まで歩いて行こうと、最寄りになるJR五稜郭駅に戻ることに。


21:54 函館〜(JR津軽海峡線上り)〜五稜郭 22:00 普通

雨も再びあがったので、五稜郭駅から、北埠頭の青函フェリー乗り場まで頑張って歩く。
当初北埠頭を目指して歩いていたが、青函フェリー乗り場は北埠頭よりかなり手前だったらしい。
1.5kmくらい歩き損をしてしまったorz


23:30 函館〜(青函フェリー)〜青森 03:20 普通

青森まで戻る&寝床を確保すべく、青函フェリーに乗船(大人1人、1,590円)。
なんか、待合室で東京から旅行に来ていたおじさんに話しかけられ、仲良くなった。
睡眠時間が少ないので、早々に雑魚寝で寝たが、シャワーやベッドルームもあったらしい。

JR料金は、5,500円(3,260円+1,230円+810円+200円)のところを青春18きっぷ1回分で2,300円。
それと、特急白鳥3号で別途必要だった2,780円。
他の交通費は、1,810円(220円+1,590円)。