青春18きっぷで行く中国・九州SL紀行 2日目

luckytamtam2012-03-22

早朝06:00前にネットカフェを出発。
本日は、SL人吉といさぶろう号を堪能した後、宮崎まで行く予定。

博多駅で駅弁を探すも、目当てのめんたい弁当はまだ入ってなかった。
仕方が無く、明太子が一応入っていた博多地鶏弁当(950円)を購入。
「温めますか?」と聞かれたので温めてもらった。

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06:30 博多〜(JR鹿児島本線(熊本行))〜熊本 09:08

博多〜熊本間は、青のラインカラーの四両編成で、割と新しい感じだがロングシートのみ。
通勤客が多めだったが、さっきの博多地鶏弁当が冷めてしまうと嫌なので速攻で食う。
メインは地鶏の釜飯。明太子はおまけということもあり、想像以上に小さくて残念。

水城の辺りから市街地を抜け、景色が良くなってきた。
鳥栖でほとんどの乗客は降りたので、ようやく旅気分に。
肥後伊倉〜上熊本間は、特に景色が良かった。

熊本駅で次の駅弁を探すも、目当てのうま〜かさくら弁当はまだ入ってきてなかったのでパス。
ほかほかのいきなり団子が美味そうだったので、それを1つだけ買って(120円)お茶を濁した。


09:44 熊本〜(JR鹿児島本線肥薩線(人吉行)SL人吉)〜人吉 12:13

熊本〜人吉間は、旅の目的その1、SL人吉
蒸気機関車の58654(8620形)が客車三両を牽引する編成。
全席指定だが快速扱いなので、普通乗車券(青春18きっぷでOK)と指定席券(800円)だけで乗れる。
熊本到着時、SL人吉は既に入線していたが、指定席は購入済みなので焦る事もなく。
座席は進行方向左側。
基本的にボックス席しか無いので、家族連れと相席だった。

熊本〜八代間は見所はそんなに多くない。
八代駅で駅弁の鮎屋三代を買いに行くが、実は車内販売のみだった^^;
残り2個だったうちの1個を無事ゲット(950円)。

八代〜人吉間は、ほぼ球磨川沿いを走る。
最初のうちは進行方向右側からしか見えないが、鎌瀬〜瀬戸石間の球磨川第一橋梁を渡ると進行方向左側から見えるようになる。
那良口〜渡間の球磨川第二橋梁を渡るとまた進行方向右側からしか見えなくなるので、一概にどっちの方が景色が綺麗ということはなさげ。
球磨川沿いには、菜の花が綺麗に咲いていた。

景色を眺めながら、鮎屋三代を頂く。
炊き込みご飯の上に、まるごと一匹の鮎の甘露煮が乗っている。
美味しいが、ちょっと食べづらいw
鮎の頭付近はやや苦いので残した。この味が好きだって人もいるけどね^^;
あと、昨日買っておいた、おやつの生もみじも食べる。
安いほうはイマイチ。高いほうは以前にも食っているが、やはり美味かった。

人吉では1時間強の待ち時間があったので、駅の裏手にあった大村横穴古墳群を軽く見る。
あとは実家用のお土産に誉れの陣太鼓(6個、1,000円)、日本初のふりかけで熊本のローカルフードでもある御飯の友(250円)、そしておやつに栗んとう(350円)を購入。
#誉れの陣太鼓は家族には大変好評だったので良かった良かった。

13:30からSL人吉の転車を行うとのことだったが、次の電車の都合もあり今回はスルー。


13:21 人吉〜(JR肥薩線(吉松行)いさぶろう3号)〜吉松 14:47

人吉〜吉松間は、観光列車「いさぶろう」。
三両編成のえんじ色に塗られた普通列車で、一応自由席もあるので青春18きっぷだけでも乗れるが、座れないと悲しいと思ったので一応指定席券(500円)は購入済み。
ちなみに、上りも下りも同じ列車だが、吉松行きの下りは「いさぶろう」、人吉行きの上りは「しんぺい」という列車名。
座席は進行方向左側。
指定席はボックス席しか無いので、中学生グループと相席。
中学生グループは駅弁の栗めしを買っていたが、私はさっき食ったところなのでパス。
ちなみに自由席は若干空いてた。

ちなみに人吉〜吉松間には、大畑・矢岳・真幸の三駅しかないが、いずれも観光ポイントのため、5分程度停車する。

まずは大畑駅
スイッチバックとループを併せ持つ非常に珍しい駅だが、駅からはあまり様子は分からない。
結果として行き止まりの駅になっているため、列車の前で撮影出来るのはちょっと面白い。
発車すると、逆方向に走行開始(つまり、駅で一回目のスイッチバック)。
入ってきた線路を進行方向左手に見ながら、真っ直ぐバックする。
すぐに行き止まりとなるので、ここで二回目のスイッチバック。これで進行方向は元通り。
今度は、進行方向左手にあるループ線に入る。
#丁度ジグザグに進んでいる感じ。
ループはそれなりの勾配になっており、途中で眼下にちっちゃく大畑駅が見える。
(ここでもちゃんと停車してくれる。)

次は矢岳駅。
駅構内には、蒸気機関車D51 170が展示されている。
駅の南はすぐに宮崎県との県境となっている。
発車するとすぐに矢岳第一トンネルに入り、抜けると進行方向左手に日本三台車窓の一つと言われる矢岳越えが広がる。
春霞がかかっていたものの、なかなかに美しい。
(勿論、ここでもちゃんと停車してくれる。)

最後は真幸駅
ここでも大畑駅と同様、駅に入る前に一回、駅でもう一回、ジグザグにスイッチバックする。
縁起のいい駅名なので、入場券に人気があるらしいが、周辺は土石流に見舞われたり、災難の多い地域らしい。
駅構内にも、実際に流れ込んできた、重さ8トンの山津波記念石が残されていた。

そして吉松に到着。
駅前には、蒸気機関車C55 52が展示されている。
ちなみに、ここまで1時間半弱掛かったが、観光ポイントや駅で必要以上に止まらなければ、1時間ほどで行ける気もする。
でも、完全に観光で成り立っている路線なので、そういう訳にもいかないんだろうね…^^;

ここでも1時間弱の待ち時間があったので、駅前の温泉に入って軽く時間を潰す。


15:45 吉松〜(JR肥薩線(隼人行))〜隼人 16:37

吉松〜隼人間は、青のラインカラーの一両編成で、非常に古い列車。
中には灰皿のあった跡が残っていたり、扇風機が付いてたりする。
#函館でも同じ列車を見た気がする…

ここでおやつに買っておいた栗んとうを頂く。
結構淡白な味わいだがカリッと歯触りが良く、結構ヤミツキ系。


16:39 隼人〜(JR日豊本線鹿児島本線(鹿児島中央行))〜鹿児島中央 17:18

隼人〜鹿児島中央間は、吉松〜隼人間と同型の二両編成…と思われるが、かなり混雑していたため詳細は不明。
景色などもほとんど楽しめなかった。


17:47 鹿児島中央〜(JR鹿児島本線(川内行))〜川内 18:40

鹿児島中央からは、直接宮崎に向かわずに川内方面に寄り道。
というのも、鹿児島本線の八代〜川内間は第三セクター肥薩おれんじ鉄道に売却されているので、青春18きっぷだけで川内に行くには鹿児島中央(厳密には鹿児島)から行く必要があるため。

鹿児島中央〜川内間は、CT(Commuter Train)のシンボルマークが目立つ新しい列車で、二両編成。
座席が少ないパーツ数で快適に座れるように作ってある等、合理的な内装が印象的。

時間的にまだ外の景色は見えたが、特筆すべき点のない都市近郊といった感じ。

川内駅では名物のちんこだんご(上新粉のだんご)が少し気になったが(名前的にw)、残念ながら販売終了していた。


19:00 川内〜(JR鹿児島本線(鹿児島中央行))〜鹿児島中央 19:48

行きに乗った列車で、そのまま鹿児島中央まで折り返し。

鹿児島中央では1時間強の待ち時間があったので、駅を出て徒歩10分ほどの黒かつ亭で晩飯。

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上ロースかつ定食を注文(1,590円)。
黒豚の上ロースかつに、ライス、豚汁、キャベツ、小鉢、漬物と金額から考えるとあり得ないボリューム。
#しかもランチタイムだと、さらに安くて、何と1,100円!
味も、脂身が柔らかく濃厚で、ロース好きには堪らない逸品。
私はどちらかというとヒレ派だけど、大変美味しく頂けた。
三度目の鹿児島で、やっと満足する黒豚を食うことが出来た^^b


21:04 鹿児島中央〜(JR鹿児島本線日豊本線(宮崎行))〜宮崎 23:37

鹿児島中央〜宮崎間は、鹿児島中央〜川内間と同型。

景色を楽しむような時間でもないので、2時間半延々とDSで時間を潰す。

宮崎駅から徒歩15分ほど離れたシティホテルカイトに宿泊。
事前予約していたこともあり、シングルで3,000円。
部屋の広さや内装は至って普通。


本日の交通費は、5880+910+910+2420+800+500=11,420円のところを2300+800+500=3,600円。